その他の活動

作業は大切です。経済的自立は大切です。

 

でも、その前に、まずは、生活そのものを大切にし、丈夫な身体づくりを大切にします。

これらは社会生活のための「練習」であり、シャロームの活動そのものに必要な事々でもあります。

 

ある意味、「その他の活動」がシャロームのメインかもしれません。

 

 

●調理実習

 

週1回、調理実習をしています。買い物もします。

当番一人と職員が全員分の昼食を作ります。

 

全員が、自分のためのかんたんな昼食を作る日もあります。

ちょっとした楽しいイベントです。

 

また、自宅で食事を作れる人やいつか一人暮らしをしたい人のために、

一人で自分の昼食を作る日も設けています。

もちろん、個別支援計画にちゃんと書いている人です。

メニューを決めることから悩んでいます。

 

   (コロナのため、買い物は職員がしています)

 

●自治会

 

週1回、会議をしています。

 

レクリエーションの計画を立てたり、日常で困っていることを話し合ったり、

どこかに出かけたり、「自治会の時間に何をするか」を相談することから考え始めます。

 

(週1回の会議はコロナのために中断していますが、スタイルを変えて、各自が希望や意見を言える機会があります。)

 

●散歩

 

体力づくりの初めは歩くこと。

調理実習などのプログラムがない日は、1時間の散歩の時間があります。

近くても坂道のある公園や、遠いけれど平坦な道の公園や神社など、

みんなの希望と体調と天気にあわせて、その時々に行先を選びます。

また、買い物や銀行に出かけるグループもあります

 

(食事中の「密」を避けるため、昼休みを長めにとって、昼食前に散歩に行くグループと、食後に散歩に行くグループに分かれています。)

 

●体操

 

年をとっても転ばないように、主に脚の筋肉をきたえるための時間です。

イスに座ってできる高齢者向けの体操と「あいうべ体操」を毎日しています。

歌いながらの体操では、脳もいっしょに鍛えます!

 

●朝活(あさかつ)

 

毎朝の作業前に、みんなの前で、一人ずつ「過去の話」をします。

昨日食べたもの、昨日見たテレビ。もちろん、おとといの話でもOK!

必死で思い出して、脳と度胸を鍛えます。

 

(今は、みんなの前ではないので、度胸はあまり鍛えられていません。)

 

●所外学習

 

月に1回、外に出かけます

小さな観光をしたり、お店で食事をしたり、美術館に行ったり、イベントに行ったり、たまには研修にも行ったり、「ふつう」の経験をする機会です。

 

早くコロナ禍が収束すればいいのに。)

 

●休日のイベント

 

希望者で休日に遊びに行きます。映画に行ったり、ごはんを食べにいったり、ブドウ狩り、カラオケ、ボウリング、買い物などなど、みんなで相談して出かけます。でも、みんなはあんまり休日の遊びを知らないことに気づいてからは、職員が提案することが増えました。初めての経験する遊びが多いのです。

  

(今は、シャロームやグループホームで、ふだんは作れない料理やデザートを作ったり、換気を良くしてカラオケしたり、DVDを観たり、いわゆる「おウチ時間」を楽しんでいます。)

 


布引ハーブ園に続く山道から見える水面